リフターにとってのコンディショニングの意義

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リフター(とくにパワーリフターやウエイトリフター)にとっての至上命題は競技種目での挙上重量の向上です。

そのために最も重要なことは競技種目の反復練習であることに疑いの余地はなく、柔軟性や可動性や持久力の向上は競技においては最優先課題ではないことは確かです。

では、これらの能力の向上を目的としたコンディショニングは行う意義は何なのでしょうか?

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柔軟性(フレキシビリティー)や可動性(モビリティー)

柔軟性は筋肉や腱や靭帯が十分な弾性を備えて伸縮できる状態のことです。

可動性とは関節可動域全体にわたって制限なく関節が動く状態のことです。

柔軟性や可動性を向上させる意義としてよく語られるものは怪我の予防です。

関節の可動域が広いほど、腱や靭帯に無理なストレスがかかりにくく、怪我の予防につながります。

また、関節の可動域の向上は、競技能力の向上にも寄与します。

肩関節や股関節の可動域が広くなれば、ウエイトリフティングでのバーベルのキャッチをより低い位置で行えて有利になります。

パワーリフティングではワイドスタンスを無理なくとれるようになったり、より高いベンチプレス でのアーチを形成できるようになることは挙上重量の向上に直結してきます。

このように柔軟性や可動性の向上は競技能力の向上につながる大事な要素です。

持久力

柔軟性や可動性が競技と関連しているのは想像に難くないですが、持久力はどうでしょうか?

ウエイトリフティングやパワーリフティングは嫌気性代謝が主体の短時間で大きな力を発生させる競技です。

そのため、持久力という好気性代謝の能力向上はあまり競技能力とは関係がないように思われます。

しかし、持久力も競技能力向上には大切な要素です。

なぜなら、持久力が高いほど、練習の密度を上げられるからです。

トレーニング中は、セット間のインターバルは極力長くとることが望ましいとされています。

ただし、時間には限りがあり、延々と長くしていくことはできないのが現実です。

このとき、代謝能力に長けているほど、より効率的に疲労を除去してフレッシュな状態で動作を行うことができるようになります。

高重量を持ち上げるのは、全身を連動させながら強い力を発揮するという、ひとつのテクニックであるため、いかにフレッシュな状態でたくさんトレーニングを行うことができるかということは非常に重要な問題となるのです。

持久力訓練の注意点としては、長時間低強度の運動は避けるべきであるということです。

これはホルモンの影響などにより筋肉量まで減らしてしまうため良くありません。

実施するならば、スプリント・インターバル・トレーニング(SIT)などの高強度インターバルトレーニング(HIIT)にしましょう。

また、1回のワークアウト時間は20分程度までにとどめ、週に3回以上は行わないようにしましょう。

エネルギー分配の最適化

競技種目のトレーニングの妨げにならない範囲で筋肉を動かすことで、摂取したエネルギーをより筋肉に取り込みやすくし、体脂肪をより燃焼しやすくすることができます。

リフティング競技は体重制であるため、より少ない体脂肪であることは、より有利な階級で戦うことができるということを意味します。

全身の筋肉の不均衡の是正

競技種目の練習ばかり行っているとどうしても筋肉の不均衡が起こってしまいます。

例えばパワーリフターであれば上腕二頭筋や三角筋後部などは疎かになりがちです。

また、人体は完全に左右対象ではないため、左右の力の不均衡も生まれやすいです。

コンディショニングとして、補強トレーニングを行うことで、この辺りの不均衡のバランスをとることは怪我の予防につながります。

まとめ

定期的に時間を確保してコンディショニングを行うことで、怪我を予防したり、競技練習だけでは伸ばしにい弱点を補強したりすることが可能になります。

どの競技の選手でも長く競技を続けていられる選手はこういったコンディショニングに非常に熱心に取り組んでいます。

競技練習はもちろんですが、このような縁の下の力持ちの存在も軽視せずに取り組むことが競技能力向上につながると思います。

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