トレーニングと回復~中年と20代に差はない~

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『若いころに比べて疲れが取れにくくなった…』というのはよく聞かれる言葉ですが、実際のところどれくらいの違いがあるのでしょうか。今回はこの辺りのことを調べた研究があるのでご紹介します。

参考

Comparisons in the Recovery Response From Resistance Exercise Between Young and Middle-Aged Men.

概略

目的

若年と中年の男性において、高ボリュームトレーニングからの回復期における、筋力・炎症マーカー・筋肉のダメージを比較すること。

対象

時折トレーニングをするという程度の19人の男性。

年齢に応じて、若年群(young age:YA:21.8±2.0歳、90.7±11.6kg)、中年群(middle age:MA:47.0±4.4歳、96.0±21.5kg)の2群に割り付けられた。

トレーニングプロトコール

10回×8セットで、各セット間には1分間のインターバルがあった。

評価項目

トレーニング前のベースライン(BL)、トレーニング直後(IP)、120分後、24時間後および48時間後の筋収縮の最大値、最大および平均のトルクが測定された。

また、ベースライン、直後、30分後、60分後、120分後、24時間後および48時間後の血液が採取され、筋肉の損傷および炎症マーカーが測定された。

結果

すべての時点において、筋収縮の最大値、最大および平均のトルクに2群間で有意な差は認められなかった。

また、血液検査でも、ミオグロビン、クレアチンキナーゼ、C反応性タンパク質、またはインターロイキン-6などの筋損傷や炎症マーカーの2群間の差異は認められなかった。

若年群と中年群において、筋肉の性能のベースラインの差が観察されたものの、トレーニング後の回復の過程においては2群間での差は認められなかった。

これらの結果から、高ボリュームトレーニングの回復の過程において、炎症性および筋肉の損傷の生理的な反応は、レクレーション程度の運動をしている若年者と中年との間で差はないということがいえる。

 

考察

この研究は40歳を超えていても回復には大きな影響はないということを示した貴重な資料です。

実際の回復力は年齢だけではなく、睡眠やストレスなど多くの要素が関わるため、一概には言えませんが、ただ年齢だけを理由にしてトレーニングを差し控える必要はないということが言えそうです。

個人的な意見ですが、実際にスポーツなどで第一線で長期にわたって活躍している人は、みなほぼ例外なくチャレンジ精神が旺盛で生き生きしています。心が若いというのは肉体を強く保つのに必須の要素だということはいえそうです。活力がある人はドーパミンをはじめとした脳内物質の働きが、若い人と同様にシャープなのかもしれません。『小さい目標を立てて、それに向かって挑戦し、達成する喜びを得る』、これを繰り返すことが長くトレーニングを楽しんで続ける秘訣だと思います。

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