ほとんどの人に年齢に関係なく筋力の伸び代がある

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今回は筋力と年齢の関係について考察した内容が大変興味深かったので紹介させていただきます。

元サイト;http://www.strongur.io/age-and-strength/

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年齢とテストステロンの分泌量の関係

筋肉を増やす主要なホルモンであるテストステロンの分泌量は、年齢を重ねるにつれて減っていきます。

では、筋力も年齢に伴って減っていくのでしょうか?

年齢と筋力の関係

まず最初に国際パワーリフティング連盟(IPF)の競技データと年齢との関係です。

一般的な実験でのデータと比較して、IPFの競技データには、

• サンプルサイズが大きい

• サンプルのトレーニング経験が豊富

• モチベーションが高い

• パフォーマンスのピークでのデータ

という特徴があります。

実際のデータが下のグラフです。

これは、スクワット・ベンチプレス ・デッドリフトの3種目を実施した男性のデータです。

筋力はstrength indexという指標で比較されています(目安としては、100=ワールドクラス、93=ナショナルチャンピオン、86=ナショナルチーム、79=シティーチャンピオン、71=ジムチャンピオン)。

30歳をピークとして、年齢を重ねるにつれて筋力が低下しているのが分かります。

各年代のテストステロンの分泌量と筋力の関係

さらに、上のグラフに遊離テストステロンの分泌量を重ね合わせたのが下のグラフです。

テストステロンの量と筋力の低下は非常に相関しているように見えます。

各年代の筋肉量と筋力の関係

続いて、テストステロンの量と筋肉の量をみていきます。

IPFのリフターの体組成のデータは乏しいので、下のグラフではIPFのリフターと同等の筋力をもつSTRONGURというアプのユーザーの除脂肪体重指数(FFMI)と筋力のデータを見ています。

60歳を超えるとデータのばらつきが大きいため参考にしづらいので、50代までの推移を見てください。

筋力(青線)の推移は先ほどのIPFのリフターのデータと同様に、加齢とともに減少してきます。

一方で、除脂肪体重指数(FFMI;赤線)は意外にもテストステロンが減少するはずの30歳以降でも大して減少していません(50歳でFFMI25はとんでもなくすごい数値です)。

筋肉の量と発揮できる力は基本的には比例するのですが、これはそれに矛盾した結果に思えます。

これはおそらく、テストステロンの運動ニューロンの再生などを促進するというからみて、筋肉をうまく使えなくなるのが問題なのかもしれません。

各年代の上級者と初心者の筋力の関係

さて、続いて年齢におけるIPFリフターの平均とキャリア6ヶ月の初心者リフターとの筋力を比較してみます。

青線はIPFリフターの平均で、赤線が初心者リフターです。

その差を抽出したのが下のグラフです。

これはすなわち、初心者リフター(=エリートリフターではない大多数の人々)の伸び代です。

このグラフの重要なメッセージは、年齢を重ねても、大多数の人々は十分な筋力の伸び代を持っているということです。

まとめ

テストステロンの分泌量は20歳程をピークとして、その後は加齢とともに減少する。

IPFリフターの筋力からみて、人体の発揮できる筋力の限界は、テストステロンの分泌量の低下に伴って、加齢とともに減少する。

筋肉量と加齢に伴う筋力の低下とは関連が少ない可能性がある。

エリートレベルではない大多数の人々にとって、年齢を重ねても筋力の伸びしろは十分残されている。

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